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【決定版】フリーランスコンサルのマッチングサービスの選び方・利用法


副業やフリーランスなど個人の新しい働き方の選択肢が広がる流れに合わせて急拡大しているのが、フリーランスコンサルタントに対し仕事を紹介するマッチングサービスです。マッチングサービスを活用することで、フリーランスコンサルとして仕事を獲得する、多様な案件にチャレンジすることが容易になります。


一方で、類似のマッチングサービスが山のようにある中でどのサービスを利用したら良いか迷われている方も多いのではないでしょうか。今回、マッチングサービスとは何か?どんな種類があるのか?どのように選んで利用していくべきか?という疑問について、フリーランスコンサルの視点で解説します。フリーランスコンサルの働き方に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。


 

この記事は以下のような人にオススメ

  • フリーランスコンサルでマッチングサービスを活用している人、これから活用しようとしている人

  • コンサルファーム在籍者又はOBで、フリーランスコンサルに興味がある人、独立に向けて準備をしている人

  • その他、将来的にフリーランスとして様々な企業の経営に関わっていくことに興味がある人

この記事で学べること

  • フリーランスコンサルの主要営業手段であるマッチングサービスの種類、サービス特徴から自分にあったサービス、選定基準を理解する

  • マッチングサービスの機能、流れを理解することで、どのように案件を獲得していくかが分かる

 

目次

  1. フリーランスコンサルにとってマッチングサービスとは何か

  2. マッチングサービスの種類を理解し活用する

  3. プロ人材向けの案件紹介マッチングサービスの選び方

  4. マッチングサービスの利用の流れ

  5. まとめ

 

1. フリーランスコンサルにとってマッチングサービスとは何か

1.1. そもそもマッチングサービスとは何か


マッチングサービスとは「仕事を発注したい人」と「仕事を受注したい人」を繋げるサービスです。近年、副業やフリーランスで働く人が増え、オンラインで仕事を獲得する個人や発注する企業が増えています。マッチングサービスは、依頼側が発注したい内容と、仕事を獲得したい側のスキル・希望条件とを結びつける仕組です。


マッチングサービスは、プラットフォーム上で依頼側とフリーランス側が直接やりとりする形式もあれば、エージェントが人手で両者を仲介する形式などがあります。また、マッチングサービスといっても、スキルシェアリング、クラウドソーシング、スポットコンサルなど異なる呼び方で提供されている場合もあります。サービス内容に応じてマッチングする仕事内容も違いますので、実際に利用側としてサービス内容・特徴をしっかり理解することが重要になります。


1.2. 仕事を受注する側だけでなく、依頼する側へ回ることも可能


マッチングサービスの機能として、「働く側の営業を代行してくれる」という位置づけは大きいです。また、当該サービスを利用し報酬の相場観や人材の需給に関する情報を得て営業活動に役立てることが可能です。

一方で、マッチングサービスで仕事を依頼する側に回ることも可能です。つまり、必ずしも自分でやる必要のない作業を外部に依頼する視点も重要です。自分が提供するサービスのうち、自分しかできないかつ、価値の高い領域に集中し、それ以外のタスクをマッチングサービスに依頼することで報酬単価のアップやフリーランスとしてどの領域で戦うべきかを磨き上げていくことが可能になります。



2. マッチングサービスの種類を理解し活用する


2.1. カオス化が進むマッチングサービス業界


実際に、マッチングサービスにはどのようなサービスがあるのでしょうか。参考として、複業マッチングプラットフォームを運営するSOKUDANが公表した2021年度版のカオスマップを引用します。(この領域でのカオスマップは幾つか公開されていますが、比較的多くのサービスがまとまっています)

近年、非常にたくさんの企業が当該市場に参入しており、上記マップにない会社を含め有象無象のサービスが出て来ています。したがって、自分の経歴・スキルや希望条件にマッチした仕事を見つけるには各サービスが、どのような仕事を紹介しくれるのかを理解し、自分に合ったサービスを探していく必要があります。まずは、このサービスごとの特徴を大まかに理解するところから始めましょう。

2.2. マッチングサービスの主な分類


マッチングサービスを理解し活用する観点で、本記事では、主に上場企業のサービスを参考に以下のようなセグメントに分類・整理してみました。(※HELP YOUのみ非上場ですがオンラインアシスタント領域の参考に引用)



マッチングサービスを分類するうえで以下の2つの軸、4つの象限でサービスとその特徴を整理しています。


【分類軸】 ・縦軸:報酬単価 各サービスが対象とする「報酬単価」は重要な特徴となります。時給数百円という低単価な案件から、月200万円といった高単価な案件まで対象となるサービスが存在します。単価に応じマッチングされる仕事の内容や、マッチング方法も特徴が分かれます。


・横軸:関与度合 もう一つの重要な特徴は、仕事への「関与度合」です。これは、一時的関与なのか、継続長期の前提なのかという関与期間。そして、週又は月で数時間で副業的にかかわるのか、それ以上に高い関与が要求されるのかという関与度合・稼働率の2つのレベルが含まれます。


ここに各セグメントの特徴について見て行きましょう。

 

①プロ人材フリーランスコンサル


【サービス特徴】

  • 比較的長期(通常3カ月以上)、高度かつ専門性あるサービス。コンサルティングファームなどが主導するプロジェクト形式の案件が多い

  • 課金は、月額で報酬単価が設定され、月ごとに請求が発生する

  • マッチングは、エージェント(人手)で行われるケースが多い

【他セグメントとの比較】

  • スポットコンサルよりも、関与時間が長い。プロジェクトとして体系立ったサービスとなる傾向がある

  • BPOサービスに比べて、より高度な技能や専門性が求められ、報酬も高い傾向となる

【サービス例】

【ターゲット層】

  • 特定分野で一定のプロフェッショナルな経験

  • 技能を習得したフリーランス


②スポットコンサル


【サービス特徴】

  • 短時間、かつスポットで専門家/エキスパートのアドバイスを受けれるサービス

  • 課金は、時給ベースで都度発生するケースが多い。顧問の場合には、月額一定金額または営業活動(商談件数)に応じて課金が発生するケースがある

  • マッチングは、オンラインのみで完結するプラットフォームもあるが、高単価な案件ではエージェントがマッチングをサポートするケースが多い

【サービス例】

  • ビザスク Interview (株式会社ビザスク)

  • SPEEDA Expert Research (株式会社SPEEDA)

  • パソナ顧問ネットワーク(株式会社パソナ)

【他セグメントとの比較】

  • スキルシェアリングより単価が高く、専門性が求められる傾向

  • プロ人材フリーランスコンサルよりも、スポット的な関わり

【ターゲット層】

  • 専門的な知見を副業的に活用したい層と想定


③スキルシェアリングービス

【サービス特徴】

  • 短期間、かつスポットで幅広い経験・スキルを自由に売買できるサービス

  • 課金は、時給ベース又は成果物単位で発生するケースが多い

  • オンラインで完結するプラットフォーム/マーケットプレイスが構築されているケースが多い

【サービス例】

  • Lancers(ランサーズ株式会社)

  • crowdworks (株式会社クラウドワークス)

  • coconala (株式会社ココナラ)

【他セグメントとの比較】

  • スポットコンサルに比べてエキスパート性は求められず、サービスの幅が広い、比較的低単価の案件も多い

【ターゲット層】

  • 幅広い副業希望者、フリーランスが対象


④BPOサービス

【サービス特徴】

  • 特定業務/機能を継続的かつ組織的に提供するサービス

  • 課金は、月額一定金額で発生するケースが多い

  • マッチングは、サービス提供会社による面接、採用を経て行われ、エージェントが間に入ってサポートするケースが多い

【サービス例】

  • freeeアウトソーシングサービス(freee株式会社)※経理、総務BPOアウトソーシングを提供

  • HELP YOU(株式会社ニット)※オンラインアシスタントサービスを提供

【他セグメントとの比較】

  • スキルシェアリングに比して、期間が継続的かつ、組織的に提供される傾向

  • プロ向け人材向けフリーランスコンサルに比べて、期間はより長期間、報酬は低い傾向

【ターゲット層】

  • 特定分野で一定の経験・技能を習得したフリーランス人材又は士業等

 

3. プロ人材向けの案件紹介マッチングサービスの選び方


プロ人材向けのフリーランスコンサルの案件を扱うサービスも多く乱立している状況であり、サービス会社ごとに強みも異なります。そのため、自分に合ったものを選んでいく必要があります。それではどのような視点で選んでいけば良いのでしょうか?その判断となる基準を見ていきましょう。


3.1. 案件テーマ・領域で選ぶ


フリーランスコンサルとして高単価な案件を獲得するうえでは、今までの経験から即戦力として価値を発揮できる領域を見つけ勝負する必要があります。したがって、どのような案件を対象とするかのテーマが最も重要な選定基準となります。例えば、次のような機能軸、役割軸、最終的にサービスを提供するクライアント軸などで案件テーマとそれを提供するサービス会社の特徴を分けることが出来るでしょう。



【機能軸】

  • 経営企画

  • 事業開発

  • IT/システム開発

  • 人事

  • 財務経理

  • マーケ/営業など

【役割軸】

  • 経営幹部補佐などの上級ロール

  • プロジェクトマネジメントなどプロジェクトの実行推進ロール

  • 特定業務の実行・推進などのスタッフ・チームメンバーロール

【クライアント軸】

  • 規模(大企業向け、中小企業、ベンチャー)

  • 業種(IT、ヘルスケア、商社、製造業等)


3.2. 希望単価水準で選ぶ


案件の報酬単価は重要な選定基準となります。プロ人材フリーランスコンサルのセグメントでは、通常報酬単価は100%稼働時の月額で表記されます。その額も100万円以上が目安となります。一方で、100万円以上というレンジにおいても、マッチングサービス会社によって報酬水準が異なるケースがあります。また、報酬単価は通常エンドクライアントの業種・規模、商流、案件テーマ、役割ロール等によっても変動します。自分の希望に合った領域での相場観を調査し把握した上で、希望条件にマッチする案件を紹介可能なサービス会社を見つけましょう。

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3.3. 関与度合・稼働率で選ぶ


どの程度の関与度合い・稼働率の案件を獲得しようとするかが重要な基準となります。週1日なのか?週2-3日なのか?ほぼ毎日なのか?どの程度の関与度合いが求められる案件をメインで紹介しているのか、サービス会社ごとに特徴が異なります。フリーランスコンサルとして独立して案件を獲得する前提では、通常のコンサルプロジェクトのデリバリーで稼働するケースが多いでしょう。その場合、プロジェクトマネージャーの役割で週平均30%-50%(週1.5日から2.5日)、スタッフの役割で週平均80%-100%(週4日から5日)の稼働が求められるケースがまず基準となるでしょう。

3.4. 案件数で選ぶ

マッチングサービス会社が紹介できる案件数も選定するうえで重要です。大手のマッチングサービスを利用するか、あなたの希望する稼働率・案件テーマ・報酬水準に特化した専門のマッチングサービスを利用するのが良いでしょう。各マッチングサービス会社にて独自開拓した案件もあれば、マッチングサービス会社間で共有されている案件もあります。実際にいくつかのマッチングサービスを利用することで案件紹介内容を比較してみましょう。


3.5. 対応の質で選ぶ

実際に窓口としてやり取りを行うエージェント担当者の対応サービスの質も重要です。サービス会社ごとに質のばらつきもあるため複数のサービス会社を実際に利用・体験してみて見極めて行きましょう。


また、エージェントの活用方法や選び方は、【最新版】フリーランスコンサルのエージェント徹底活用法で解説していますので参考にしてみてください。



4. マッチングサービスの利用の流れ

自分に合いそうなマッチングサービスが見つかったら早速利用してみましょう。ここでは、具体的にどのような流れ利用していくのかが分かるようにマッチングサービスの利用の流れを順を追って解説します。


4.1. 全体の流れ


実際のマッチングサービスの利用の流れについて全体像を見ていましょう。一般的な流れは以下のような流れとなります



4.2. 検索or紹介


まずは自分に合ったマッチングサービスを見つけましょう。前述の選定基準等を参考に、インターネット検索または独立した先輩など身近にいる人がいたらどのようなサービスを使っているか聞いてみましょう。


4.3. フォーム登録

自分にフィットしそうなマッチングサービスが見つかったらWebフォームで登録していきます。登録自体は基本無料です。情報収集も含めて複数のサービスに登録することをおすすめします。


4.4. 初回面談


登録が完了すると、マッチングサービスの担当者との面談が行われます。通常事前に職務経歴書の提出が求められます。初回面談は、以下のような流れで進みます。


①マッチングサービスの会社紹介サービス紹介

②フリーランスコンサル側の経歴アピールポイント紹介 ③フリーランスコンサルの経歴・スキルのヒアリング ④フリーランスコンサルの希望条件 ⑤今後の流れ ⑥その他Q&A


基本は担当者と1対1の面談となり、およそ30分から1時間程度で行われます。マッチングサービス会社があなたの希望にあった案件を紹介出来そうか、具体的なサービス内容を確認しましょう。そして、あなたのアピールポイント、希望条件をしっかりと伝えましょう。


4.5. クライアントとの面談


クライアントと面談することによって案件の詳細内容の確認し、実際に案件を受けるかどうかを決めます。一般的なケースでは、コンサルファームのメンバーとしてジョインする場合にはコンサルファームの担当者との面談が必要となります。場合によってはエンドクライアントとの面談が追加で必要となるなどケースバイケースで面談の流れが異なります。その都度必要となる面談回数は確認をしましょう。


4.6. 契約


面談の結果、採用が決まったら、晴れて契約を取り交わすことになります。基本的には以下のような契約を締結します。基本的にはエージェントから提示され、オンラインで署名するだけなので負担感はないでしょう。


①秘密保持契約(NDA):案件内容を口外しない等の取決め ②業務委託基本契約:業務を委託するにあたっての基本的取決め ③個別契約:案件個別の内容・業務委託料・契約期間等の取決め


その他には契約と合わせて、プロジェクトの開始にあたってどのように動く必要があるかの詳細をクライアントにも確認しましょう。

4.7. デリバリー実施


契約締結後、実際にプロジェクトのデリバリーが始まります。プロジェクトのデリバリー結果について月次で稼働報告書や、請求書を発行するなどの取り決めがあります。クライアント側に手続の流れを確認し、デリバリーの進行と合わせて納品、請求をしていきましょう。


4.8. 代金支払い


請求書内容に基づいて、所定の銀行口座に報酬が振り込まれます。これで晴れてフリーランスコンサルとしての報酬を得ることになります。基本的には支払いサイトは40日となります。(例:4月稼働→6月10日振込)

5. まとめ:マッチングサービスの特徴を理解し活用しよう


今回は、フリーランスコンサルの営業に欠かせない存在ともいえる、マッチングサービスについて解説しました。マッチングサービスの特徴を良く理解し繋がりを作ることで、フリーランスコンサルとして活躍できる機会や活躍の仕方も格段に変わってくるでしょう。ぜひ、あなたの武器として活用してみてください。


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